技術研修・セミナー

新製品・新技術開発に利用できる基盤技術・先端技術の動向や新しい技術課題等の情報を提供するため、技術セミナーや技術研究会を開催しています。

  1. 技術セミナーの開催
  2. 技術研究会の開催

平成27年度 DLC製膜技術研究会

環境問題やエネルギー問題がクローズアップされるなか、高硬度、低摩擦係数、耐食性など機械的特性に優れたDLC(Diamond-Like Carbon)膜が低環境負荷技術として注目され、自動車部品や産業機器部品、金型等に適用されており今後さらに用途が拡大していくことが予測される。このため、実際の製品などへの製膜実験を実施し、耐久性や性能を評価するとともに、参加企業の抱える課題解決やDLC皮膜の新規用途展開の可能を検討するためのDLC製膜技術研究会を開催した。

オープンセミナー

日時 平成27年8月26日(水) 13:30 ~ 16:30
場所 京都府中小企業技術センター 5F 研修室
参加者 24名
講演
  1. 【講演1】
    「環境負荷低減に貢献するトライボロジーと表面処理技術」
    日新電機株式会社研究開発本部 主幹 中東 孝浩 氏
    環境汚染や地球温暖化から環境負荷物質の削減やCO2排出量の低減が進められているなか、無潤滑摺動、無潤滑切削、脱6価クロムをキーワードとした環境負荷低減に貢献するトライボロジー・表面処理技術と、環境に優しいDLC膜コーティングの現状と今後の動向について報告いただいた。
  2. 【講演2】
    「セラミックスコーティングとレーザ熱処理を複合化した新表面改質処理」
    滋賀県立大学工学部機械システム工学科准教授 田邉 裕貴 氏
    簡便かつ効果的にセラミックス被覆鋼の各種機械的特性の向上が図れる新手法として、従来の「基材熱処理」→「成膜処理」の工程を逆転させた「成膜後基材熱処理」、およびその熱処理にレーザ熱処理を採用した「成膜後レーザ熱処理」の研究開発について、手法の開発の背景、方法、効果等について紹介いただいた。

11月度 DLC製膜技術研究会例会

日時 平成27年11月18日(水)午前9時から午後5時
場所 京都府中小企業技術センター表面加工技術開発室
内容 機械部品への成膜実験
日時 平成27年11月20日 (金)午前9時から午後5時
場所 京都府中小企業技術センター表面加工技術開発室
内容 機械部品への成膜実験
樹脂材料へのサンプル製膜実験

平成28年 1月度 DLC製膜技術研究会例会

日時 平成28年1月14日(木)午前10時から午後3時
場所 京都府中小企業技術センター精密測定室
内容 ナノインデンテーション試験機による硬さ評価

2月度 DLC製膜技術研究会例会

日時 平成28年2月22日(月)午前10時から午後4時
場所 京都府中小企業技術センター 材料物性試験室ほか
内容 ナノインデンテーション試験機による物性評価
スクラッチ試験による密着性評価

3月度 DLC製膜技術研究会例会

日時 平成28年3月17日(木))午前10時から午後0時
場所 京都工芸繊維大学  中村助教
内容 今年度の取り組みのまとめ報告
今後の課題・進め方の打合せ

過去の研究会