技術研修・セミナー

新製品・新技術開発に利用できる基盤技術・先端技術の動向や新しい技術課題等の情報を提供するため、技術セミナーや技術研究会を開催しています。

  1. 技術セミナーの開催
  2. 技術研究会の開催

平成26年度 DLC製膜技術研究会

環境問題やエネルギー問題がクローズアップされるなか、高硬度、低摩擦係数、耐食性など機械的特性に優れたDLC(Diamond-Like Carbon)膜が低環境負荷技術として注目され、自動車部品や産業機器部品、金型等に適用されており今後さらに用途が拡大していくことが予測される。このため、実際の製品などへの製膜実験を実施し、耐久性や性能を評価するとともに、参加企業の抱える課題解決やDLC皮膜の新規用途展開の可能を検討するためのDLC製膜技術研究会を開催した。

12月度 DLC製膜技術研究会オープンセミナー

日時 平成26年12月17日(水) 14:00 ~17:00
場所 京都府中小企業技術センター 5F 研修室 
参加者 22名
講演
  1. 講演
    「DLC膜を用いた無潤滑転動の実用化」
    兵庫県立大学大学院工学研究科准教授 阿保 政義 氏
    スラスト型転がり疲労寿命試験機を用いてPBIID法でDLCを成膜されたステンレス鋼球の転がり寿命と摩擦特性を無潤滑下で調査し、DLC成膜鋼球による無潤滑ボールねじ実用化の可能性を検討した結果を紹介いただいた。
  2. 講演
    「高密度プラズマで高速成膜が可能に~PIGプラズマCVD法によるDLCコーティング~」
    神港精機株式会社 寺山 暢之 氏
    低エネルギーで大電流イオンが容易に得られるPIG(Penning Ionization Gauge)タイプのプラズマガンを独自開発し,これをCVD装置に採用し開発したPIG プラズマCVD装置の特徴と最近のDLC適用事例を紹介いただいた。

12月度 DLC製膜技術研究会例会

日時 平成26年12月16日(火)午前10時から午後5時
場所 京都府中小企業技術センター研究室
内容 ラマン分光測定による評価

平成27年 3月度 DLC製膜技術研究会例会

日時 平成27年3月2日(月) 午前10時から午後5時
場所 京都府中小企業技術センター研究室
内容 機械部品への成膜実験
日時 平成27年3月12日(木)午前10時から午後5時
場所 京都府中小企業技術センター研究室
内容 ナノインデンテーション試験機による評価

過去の研究会