科学技術の啓発

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科学館・技術館訪問研修

平成26年度 科学館・技術館訪問研修

開催日時 平成26年8月1日(金) 午後1時15分~3時30分
訪問先 「グンゼ記念館及び博物苑」   
京都府綾部市青野町膳所1
参加者 中学生・高校生・教員 31名
主催 公益財団法人京都技術科学センター
後援 近畿経済産業局、京都府教育委員会、京都市教育委員会
研修内容 ◇グンゼの創業についてのお話 
昭和初期の本社工場  
金野苑長から、創業者波多野鶴吉氏の生い立ち、創業に至ったいきさつ、創業の精神(人間尊重・共存共栄)、社名「グンゼ」の由来(元は「郡是」)、三つの章句(誠意・愛情・謙虚)などのお話をお聞きし、100年以上経った今も創業当時の思いがしっかり受け継がれていることに感銘しました。

◇カイコ(蚕)のお話
グンゼは、地場産業であった蚕糸業が原点です。
そこで、NPO法人綾部ベンチャー・ものづくりの会の廉屋巧氏から、蚕の一生、蚕の外形、蚕の飼育、蚕のまゆ(繭)づくりなどについて実物をもとに分かりやすくお話をしていただき、とりわけ桑の葉を食べている蚕をはじめて観た生徒はとても感動していました。

◇歴史蔵見学
グンゼ創業時の様子や技術を、当時の製糸機械類などで紹介している歴史蔵で、スタッフの方から詳しく説明いただくとともに見学しました。

◇ファッション蔵見学
ファッションの歴史、現在のファッションの紹介をしているファンション蔵で、グンゼの製品や技術についてスタッフの方から説明いただくとともに見学しました。

◇グンゼ記念館に移動
グンゼ記念館  

◇グンゼ記念館見学
本建物は、1917年(大正6年)に新築され本社事務所として使われていましたが、1950年(昭和25年)記念館として発足しました。創業当時からの歩みの展示、創業者室、蚕糸室、教育室、錦絵ギャラリーなどスタッフの方から説明いただくとともに見学をしました。

【参加者の感想】
  • グンゼと言う名前の由来やその創業からの歴史、なかなか興味深かった。蚕についても実物をほとんど見たこともなかったので、実物が見られ、またその生態が聞けてとても興味深かった。また、貴重な機械が見られて良かった。
  • グンゼ記念館で蚕糸室に行ったときの色々な機械が印象的でした。
  • 蚕の一生は一ヵ月半から2ヶ月、ひとつの着物(1反)を作るのに蚕のまゆが2500個もいるということに驚きました。
  • グンゼの創業が綾部であったこと、また黄色のまゆを見られたことが印象的でした。
  • 実際に蚕が見られてとても良かった。
  • 蚕の実物と成長のしかた、グンゼの事業が印象に残った。
  • 楽しかった。また行きたいです。
  • 蚕のことが分かって良かったです。
  • とても興味深くて楽しかったです。あまり興味を持ったことのない分野だったので、初めて知ることばかりですごく良い経験になったと思います。

過去の訪問研修