科学技術の啓発

科学技術に関する知識の普及を図るため、青少年から一般市民まで幅広く理解と関心を高めるようイベント等を開催しています。

  1. テクノ愛
  2. おもしろサイエンス
  3. 子ども理科実験教室
  4. 企業訪問研修

予告“テクノ愛2025”

テクノアイデアコンテストは、2025年度も開催します。正式募集は4月になりますが、今からアイデアを温めていただき、奮って御応募ください。

開催要領 身近な生活に役立つ技術から最先端技術まで、技術に関する幅広いアイデアを広く募集し、審査・選考を経て表彰します。
応募資格
高校の部 高校生、高等専門学校1~3年生
大学の部 大学生、大学院生、高等専門学校4・5年生・専攻科生
※個人でもグループでも応募可
応募方法 アイデアを所定の応募用紙(A4版1枚)にパソコン印字か黒のボールペンで記入し、電子メール又は郵送のいずれかの方法で申し込みます。
※応募用紙には、アイデアを思いついた動機や背景、アイデアの内容、新規性や独自性、実現可能性などを簡潔明瞭に書いてください。
募集期間 2025年8月1日(金)~2025年9月10日(水)
審査
  1. 書類審査
    応募資料を基に一次審査、二次審査の2段階で選考
  2. 最終審査
    書類審査を通過した高校の部、大学の部それぞれ9件のアイデアについてコンテスト(プレゼンテーションと審査)で選考
テクノアイデア
コンテスト
(最終審査)
  1. 日時
    2025年11月23日(日・祝日) 9時15分~16時50分
  2. 場所
    京都大学国際科学イノベーション棟5階
    (コンテスト・特許相談・交流会・表彰式)
審査のポイント
  1. 書類審査及び最終審査では、次の4つの観点を基に総合的に審査されます。
    • ユニーク度(新規性、独創性、着眼点の良さなど)
    • 成熟度(よく考察されている、アイデアの破綻がないなど)
    • 実用性(実際に役立つ、応用の幅があるなど)
    • アピール度(説得性がある、インパクトがあるなど)
  2. 実験データや試作品などがあると評価が高くなる傾向があります。
表彰等
  1. コンテスト(最終審査)で発表したアイデアについて、高校の部、大学の部ごとに、グランプリ(1件)、準グランプリ(1件)、優秀賞(1件)、奨励賞(6件)を表彰します。また、総合の部として、テクノ愛賞(1件)を表彰します。
    副賞は、次のとおりです(予定)。
    グランプリ 20万円相当の研究用資材又は図書カード
    準グランプリ 15万円相当の研究用資材又は図書カード
    優秀賞 10万円相当の研究用資材又は図書カード
    奨励賞  5万円分の図書カード
    テクノ愛賞  5万円相当の研究用資材又は図書カード
  2. コンテストに進まなかったアイデアのうち、書類審査で健闘したと認められたものに対して、健闘賞を授与します。
    健闘賞  1万円分の図書カード
    ※テクノ愛2024では、高校の部14件、大学の部12件に健闘賞が授与されました。
  3. 応募者全員に記念品を授与します。

テクノ愛2024開催結果

テクノ愛2024の開催に際しましては、ご応募とご参加をいただき、ありがとうございました。
2024年度のテクノアイデアコンテストには、高校の部449テーマ、大学の部48テーマの応募がありました。
コンテスト当日は、最終審査に進んだ18テーマについてプレゼンテーションと審査が行われるとともに、参加者が交流を深めました。特許相談コーナーも盛況でした。
また、コンテストに進まなかったテーマのうち書類審査で健闘したと認められたものに対して、健闘賞を贈りました。
なお、来年度もテクノアイデアコンテストの開催を予定しています。内容が決まり次第、お知らせします。

テクノ愛2024実施概要
趣旨 将来の産業・科学技術の発展を担うベンチャー精神に富んだ起業家や柔軟でユニークな発想を持つ研究者を育成するため、科学技術やものづくりへの関心を高める取組の一環として、高校生や大学生等を対象に、技術に関する斬新で独創的なアイデアを募集し、書類審査の通過者を対象にコンテスト(最終審査)を行い、優れたアイデアを表彰した。
主催者等
主催 テクノ愛実行委員会
共催 公益財団法人京都技術科学センター
京都大学成長戦略本部
後援 文部科学省、近畿経済産業局、京都府教育委員会、京都市教育委員会、NHK京都放送局、国立研究開発法人科学技術振興機構、一般社団法人日本ベンチャー学会、関西ベンチャー学会
協賛 大阪大学共創機構、神戸大学産官学連携本部、京都工芸繊維大学産学公連携推進センター、大阪電気通信大学
募集対象者
高校の部 高校生、高等専門学校1~3年生
大学の部 大学生、大学院生、高等専門学校4・5年生・専攻科生等
募集期間 2024年8月1日~2024年9月10日
応募状況
高校の部 449テーマ(青森県~沖縄県の16都府県26校)
大学の部 48テーマ(茨城県~沖縄県の11都道府県18校)
書類審査
  • 選考委員による書類審査で、コンテスト(最終審査)に進む高校の部、大学の部それぞれ9テーマを選考
  • コンテストに進まなかったテーマのうち、書類審査で健闘したと認められた高校の部14テーマ、大学の部12テーマに対し、選考委員会の審査で健闘賞を授与することを決定(別表2のとおり)
コンテスト
(最終審査)
日時 2024年11月23日(土・祝日)9:15~16:50
会場 京都大学国際科学イノベーション棟5階シンポジウムホール・ホワイエ
地図はここをクリックしてください。(外部サイトへリンクします)
プログラム
開会挨拶
京都大学成長戦略本部 副本部長 木村俊作
コンテスト(プレゼンテーションと審査)
  高校の部  9テーマ発表( 9:30 ~10:45  13:15 ~ 14:15)
  大学の部  9テーマ発表(11:00 ~12:15  14:30 ~ 15:30)
特許相談  9:30 ~16:20
  知財支援アドバイザー 福本 徹 氏
交流会  15:35 ~16:30
表彰式  16:30 ~16:50
講評
テクノ愛2024実行委員会 委員長 中村 敏浩
閉会挨拶
公益財団法人京都技術科学センター 理事長 田中 一義
審査結果 ユニーク度、成熟度、実用性、アピール度の各観点から審査され、グランプリ、準グランプリ、優秀賞、奨励賞、テクノ愛賞を決定(別表1のとおり)。
参加者 102人

発表、特別講演、相談コーナーなどの写真 受賞式、受賞者などの写真

審査結果

グランプリ、準グランプリ、優秀賞、奨励賞及びテクノ愛賞(別表1)

高校の部
賞名 テーマ 学校名 氏名
グランプリ ソーセージでフードロス削減!
発表概要はここをクリックしてください
岩手県立花巻農業高等学校 菊池 柚南
福士 華花
高橋 愛李
宇名 澤光梨
佐藤 穂希華
畠山 美優
畑山 愛佳
準グランプリ 災害時の情報通信で命をつなぐアドホック通信型ヘルメット 沖縄工業高等専門学校 大城 和彦
神谷 智喜
高橋 蓮
優秀賞 Hot & Cool 青森県立名久井農業高等学校 沼畑 明日夢
大坊 隆司
松坂 泰誠
白鳥 滉弥
赤石 紫音
小泉 涼花
夏堀 竜之介
奨励賞 ポリエチレンテレフタレートを細菌で分解する研究 大阪桐蔭高等学校 大河原 凛太
柳原 千穂
梅田 若葉
シャカシャカドライ 愛知県立豊川工科高等学校 深谷 竜依
石黒 陽香
ティッシュの些細なストレスから解放 ~1枚の刃を添えて~ 大阪府立四條畷高等学校 大原 篤樹
中村 美沙貴
宮崎 心音
松永 怜
岡元 百彩
放置竹林を使用した難燃剤の開発 愛媛県立西条高等学校 山本 茉那美
稲見 緋夏
河野 愛叶
曽我 愛里咲
渡部 咲空
逆ケミカルガーデンの新規作成法による成長の研究 大阪桐蔭高等学校 上内 直樹
辻田 恒希
門田 康汰
除菌洗浄タブレット 青森県立名久井農業高等学校 小泉 涼花
白鳥 滉弥
夏堀 竜之介
大坊 隆司
備考 奨励賞は、発表順
大学の部
賞名 テーマ 学校名 氏名
グランプリ 動物外耳模擬周囲危険音検知デバイスの開発
発表概要はここをクリックしてください
近畿大学大学院 山田 実歩
準グランプリ I love ええ Eye (AI) ~深層学習を用いた視力維持~ 大阪経済大学 川端 颯大朗
小原 結太
塩川 葵
志賀 康平
高田 哲平
羽端 未由生
宮﨑 暖大
優秀賞 男性も使いたくなる!紫外線みえ~る傘 大阪電気通信大学 速水 美宙
山崎 翔哉
田中 智也
小田 怜子
奨励賞 植物を使う新しい電池の開発 大阪電気通信大学 西山 悠麻
沖田 真菜美
池田 海陽
プロジェクションで見せる部屋干しを可能に 京都工芸繊維大学大学院 廣澤 凜太郎
園井 匠
神戸 舞彩
山崎 友媛
古本から一期一会な出会いを 木更津工業高等専門学校 平松 沙彩
森 順哉
RISC-Vを用いたIoT電子工作キットの開発 京都橘大学 吉澤 楓太
田村 空翔
井口 蘭
片岡 万里英
プリズム認証の提案 公立諏訪東京理科大学 下﨑 悠雅
塩﨑 俊介
赤ちゃんのうつぶせ寝検出システム 大阪電気通信大学 宮田 菜央
備考 奨励賞は、発表順
テクノ愛賞
賞名 テーマ 学校名 氏名
テクノ愛賞 シャカシャカドライ 愛知県立豊川工科高等学校 深谷 竜依
石黒 陽香

健闘賞(別表2)

高校の部
賞名 テーマ 学校名 氏名
健闘賞 寒天を利用した疑似餌作り 福井県立若狭高等学校 清水 遥斗
大下 真央
中森 陽太
櫛比した単層カーボンナノチューブキセロゲルの合成 奈良県立西和清陵高等学校 増田 琴寧
久保田 桜子
江水 若愛
中川 美海
アワビの真珠層を模倣した強靭性を持つ素材の検証 東京都立多摩科学技術高等学校 天野 恵太朗
河内 孝太朗
北迫 夏樹
斎藤 庵
テントをアウトドア、防災に 大阪府立豊中高等学校 須山 和史
牧野 有杜
坂之上 侑大
佐上 琥次郎
藤井 瑛資
三宮 大輝
魚のウロコから生分解性プラスチックをつくる 名城大学附属高等学校 西田 航太朗
リアルタイム手話変換ロボット「connect」 愛媛県立宇和島東高等学校 藤井 紗希
頭の動きで自転車の方向指示 日本文理大学附属高校 佐藤 夢駿猪
野迫 天翔
だれでも綺麗に畳める!ブルーシート 堺市立堺高等学校 島本 幸星
簡単にキレイに保てるほうき 岡山県立玉島高等学校 難波 宥悟
行っトイレ! 松江工業高等専門学校 福山 壮太
「弱いロボット」の製作 ~校内での活用を目指して~ 茨城県立水戸第二高等学校 小野瀨 南穂
佐野 陽香
植物で救え!発がん性物質の未来。 郁文館グローバル高校 並木 寧々
AI使用で医師・看護師の負担を減らす 関西大学高等部 藤原 未来乃
スマホの画面を叩いても音を吸収するフィルム 大阪電気通信大学高等学校 西 将翔
 
大学の部
賞名 テーマ 学校名 氏名
健闘賞 後付け自動ドア装置 津山工業高等専門学校専攻科 石川 楽人
定岡 廉
佐藤 洸希
見る見るmilkるーむ 香川高等専門学校 山田 愛乃
宮武 眞子
十河 優月
周囲にご注意!ヒヤリハット! 京都先端科学大学 山下 翔
セニョモ・マイケル
サー・ラビ・サンカラ
非鉄金属のサーキュラーエコノミー実現に資するケーブル回収システムの提案 大阪大学大学院 甲元 蓮羽
井上 隼輔
島田 紘明
田中 康四郎
三次元重心検知理論に基づく高齢者転倒防止装置 東京海洋大学 陳 顕
マイクロプラスチックを分解するミジンコを作りたい! 筑波大学 為水 ひなた
生成AIを用いた産業用タンパク質の効率的な創出技術 筑波大学 水本 千尋
河野 洋
草野 ひな美
榊原 聖瑛
鈴木 晶博
為水 ひなた
新田 洋一
矢田目 翔理
高齢者を対象としたライドシェアサービス「さすライド」 名古屋商科大学大学院 平塚 健
高橋 祐介
高倉 宏明
足立 隆介
高橋 利幸
福田 龍
警備護衛門(けいびごえもん) 阪南大学大学院 平山 泰地
藤田 祐衣子
飯銅 航太
大庭 悠人
脳波で実現する快適目覚し 琉球大学 大野 泰史
散歩陣取りゲーム「ウォーキングダム」 福井大学 山下 景大
新たなインターフェース:グラスカーソル 大同大学 上山 公暉

参加者の感想

コンテスト全般について
  • 高度な発表や様々なアイデアを聞けた。
  • スクリーンが3つあって見やすい。
  • 進行がスムーズだった。
  • 発表時間がちょうど良かった。
  • とてもレベルの高い発表が聞けて良い刺激を受けた。
  • パソコンの不具合が残念だった。
審査について
  • 審査員の先生方がやさしく鋭い。
  • 質疑応答が活発だった。
会場について
  • 設備がしっかりしており、発表しやすい。
  • メモがとりやすい。
  • きれい、音響が良い、ちょうどよい広さ、座席バランスが良い。
  • 椅子に机がついている。椅子が良い。
  • スクリーンが大きく、見やすかった。
  • 朝方は少し寒かったためか、室内の温度が少し高かった。
その他
  • 作り直しや部調整を何度も行った。
  • 時間内に発表内容をまとめることに苦労した。
  • 思った通りの結果が出なかった。
  • 良い経験になった。
  • メンバー内での調整に苦労した。
  • 学生がレベルアップする姿が良かった。

過去のアイデア等