科学技術の啓発

科学技術に関する知識の普及を図るため、青少年から一般市民まで幅広く理解と関心を高めるようイベント等を開催しています。

  1. 「テクノ愛」の開催
  2. おもしろサイエンスの開催
  3. 科学館・技術館訪問研修の開催

おもしろサイエンスの開催

平成28年度おもしろサイエンス

「おもしろサイエンス2016年度~春の実験教室~」の開催結果
開催日時 平成29年3月12日(日)13:30~15:30
主催 公益財団法人京都技術科学センター
協力 サイエンスEネット、東京理科大学理学部第一部
後援 京都府教育委員会、京都市教育委員会
場所 公益財団法人京都技術科学センター1階 ホール
参加者 小学生児童40名(親子33組)
プログラム
(1)オープニング
講師の東京理科大学の川村康文教授作詞作曲の「防災訓練の歌」をみんなで合唱しました。
(2)「耐震・免震・制震」構造について学びながら地震対策を考えてみよう!
4つの家を作り、定規の上にセットします。
  • 1つめの家は何も工夫が施されていません。
  • 2つめは筋交いを入れます(耐震構造)。
  • 3つめは家と定規の間にジェルマットをはさみます(免震構造)。
  • 4つめは、家の2階部分にひもで鈴をつります(制震構造)。
いったいどの家が一番地震に耐えてくれるのか検証してみましょう!
(3)「雷の実験」をしよう!
春の嵐では、ぴかっゴロゴロ‥と大きな雷が鳴ります。雷から身を守るためにはどうしたらいいのでしょうか?よく知られている対処法は、避雷針です。避雷針に落ちた雷は、地面へと逃げていき、建物の中の人に電気の影響はありません。また、車もシールド効果があり、中にいる人は安全です。このような雷対策は、本当に効果があるのか、小さな雷を発生させて実験してみましょう!

【避雷針に落ちた雷は鳥かごの周りを伝わって地面へと逃げていくので中の人は安全です!】
「おもしろサイエンス2016年度~クリスマスの実験教室~」の開催結果
開催日時 平成28年12月25日(日)13:30~15:30
主催 公益財団法人京都技術科学センター
協力 サイエンス Eネット、東京理科大学理学部第一部
後援 京都府教育委員会、京都市教育委員会
場所 公益財団法人京都技術科学センター1階 ホール
参加者 小学生児童43名(親子35組)
プログラム
(1)オープニング
クリスマスソングをピアノとギターをバックにみんなで合唱。
(2)光の性質と今回の実験工作原理などの説明
講師の東京理科大学の川村康文教授から光の性質などについてやさしく・楽しく解説。

光は、性質が違う物質の中へ進むとその方向や速さを変え、ある大きさ以上の角度で入射すると、まるで鏡のように光を全て反射してしまいます。この現象を「全反射」と言います。

そこで、川村教授から光の全反射の性質を利用した今回の実験工作について説明されました。
光源として今回紫外線を出すペン(ブラックライトペンと言います。)を使います。紫外線は、目には見えませんが、蛍光剤に当たると見ることができます。

LEDプレートでは、プレートの端から中に入れた光(紫外線)は、一切外に漏れることなく、プレートの内側の面できれいに全反射を続け、もう片方の端から出てきますが、プレートの表面に細かな傷をつけるとその傷の場所では全反射とはならず、光が漏れ出て、そこに蛍光物質を塗っておくと光って見えます。
(3)ブラックライトLEDプレート暗箱の工作
(4)ブラックライトLEDプレート暗箱での実験のしかた
  1. ブラックライトLEDプレート暗箱のスイッチをいれます。
  2. ブラックライトペンから出る紫外線がプレートの側面から当たり,傷がついた部分だけ乱反射が起こり、可視光の紫色に光って見えます。
  3. 蛍光ペンでお手紙を書いた紙を中に入れると,暗箱の中で蛍光を発して読むことができます。

過去のおもしろサイエンス